ホーム > 不動産査定の注意点

① 仲介の際の売却査定

不動産会社が売買物件の状況や周辺の取引事例などから、このぐらいで売却できるであろう金額を提示する査定方法で、査定会社によって金額に差がでますが、高額査定だから良いというものではありません。

 なぜならば仲介は、売主であるお客様と、買主との間に不動産業者が入り、売買の取りまとめや書類作成を行い売買代金に応じて手数料をいただく取引になるからです。売れた金額に対する手数料収入になるため不動産会社にリスクがなく、仕事を取るためにとりあえず高値で査定を行う業者も多く存在し、実際売り出しを開始しても買主がなかなか見つからないので、どんどん値段を下げていくケースが多く見受けられます。

また、何度も値引きを行う物件は「売れてない」というイメージが付きやすくなり、本当ならこのぐらいで取引できるであろう金額を下回って取引される可能性も高くなります。  このような仕事を受託する為の査定には注意が必要です。

② 買取査定

不動産会社が買主となり、お客様から不動産を購入する査定方法です。

 不動産会社は、買い取った不動産を加工して販売するため、売れなかった場合のリスクは不動産会社が負うことになります。また、不動産の所得費(登記費用・不動産取得税・借入金利等)・加工費用(リフォーム・解体費用・設備保障費用等)・広告費用・利益を考えて購入するため、仲介査定より価格は低くなります。

 買取のメリットは、提示金額=確実に売れる金額、となり代金もすぐに入るというのが特徴です。

 不動産会社によっては、古屋があっても・室内に荷物があっても・測量が未了でも等の状態でも買取しますので、遠方にお住まいの方等は大変便利な売却方法だと思います。

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